複数の米欧メディアは19日、ウクライナのゼレンスキー大統領が広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)に対面で参加する予定だと報じた。21日の討議に出席するとしている。ロイター通信は、ゼレンスキー氏が21日に広島に到着すると伝えた。
サミット事務局は18日、ゼレンスキー氏がオンラインで21日の会合に参加すると発表していた。ウクライナに侵攻するロシアが核使用の威嚇を続ける中、ゼレンスキー氏の被爆地・広島訪問とサミット出席が実現すれば、ロシアを強くけん制し、国際社会の団結を誇示する象徴的機会となる。ゼレンスキー氏のアジア訪問は、侵攻開始後初めて。
ゼレンスキー氏は今月、イタリア、フランス、ドイツを歴訪。ロシア軍に対する大規模反攻を控え、国際社会へのアピールを強めていた。