厚真町土地改良区(細川隆雄理事長)が主催する厚真ダム水神宮取水式が17日、同町幌内の厚真ダム近くの高台にある水神宮で執り行われた。地元の農業関係者ら約30人が参列し、営農用水の安定供給と出来秋を祈願した。
取水式は、厚真ダムを管理する町土地改良区が毎年、田植えのシーズンに合わせて豊水祈願を込めて行う恒例行事。胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真ダムでは現在、試験湛水が行われている。
当初は水不足が懸念されたが、厚真ダムでは築堤部分まで水位が上がり、順調に営農用水が蓄えられている様子。大きな問題なく供給できる見通しが立ったという。神事を滞りなく終えた関係者は、高台から厚真ダムを見下ろしながら豊作を願った。