東京都中央区銀座の高級時計店で起きた強盗事件で、警視庁少年事件課は18日、強盗容疑などで、別の邸宅侵入事件で逮捕した高校生を含む16~19歳の4人を再逮捕する。
捜査関係者によると、再逮捕されるのはいずれも横浜市に住む無職の少年(16)、職業不詳の男(19)、アルバイトの男(19)、高校生の男(18)。うち1人は逃走車両の運転手役だったとみられる。
男らは8日午後6時20分ごろ、白い覆面をかぶって銀座の時計店に侵入。店員に刃物を示し、「殺すぞ」などと脅してバールのようなものでガラスケースを割り、高級腕時計約70点(3億円相当)を奪った疑いが持たれている。
実行役の3人は事件後、店の前に止めていた白いレンタカーに乗り込んだ。車には盗まれたナンバープレートが付けられており、車内には運転手役が待機していたとみられている。
車は事件の数十分後、約3キロ先の港区赤坂の路上で乗り捨てられているのが発見された。同庁はマンションに無断侵入したとして、近くにいた4人を現行犯逮捕した。
車内からは被害品の腕時計のほか、強盗で使われたとみられるバールのようなものが見つかった。近くからは複数の白い覆面や手袋なども押収された。