白老町の企業や団体は11日、一斉ごみ拾いを町内で行った。全町的に清掃活動を展開する「春のクリーンしらおい」(4月10日~5月15日)の一環。参加者は各地域の沿道や草むらに落ちているごみを丁寧に拾い集めた。
白老町立地企業連絡協議会(髙田秀文会長)は、石山の石山工業団地と特別工業地区で取り組んだ。両地区に立地する30事業所の従業員約80人が、生活道路の公園通りを中心にポイ捨てされた生活ごみを手作業で回収した。町によると、両地区で可燃ごみ120キロ、不燃ごみ90キロの計210キロが集まった。
白老ライオンズクラブ(LC、広地紀彰会長)はSDGs(持続可能な開発目標)推進事業の一環として、昨年度に続き社台から日の出町にまたがるヨコスト海岸で活動した。会員15人が、たばこの吸い殻やバーベキュー後のポイ捨てごみ、釣り針などを火ばさみなどで拾い集めた。ごみは40リットル袋で計25袋に上り、同LC環境保全委員長の平野弘さん(78)は「まちが汚れた姿を町内外の方々に見せてはいけない。LCが先頭に立たなければ」と汗を流していた。