JR登別駅前の登別市観光交流センター「ヌプル」は5月から6月にかけて、アイヌ民族に伝わる物語を集めた「アイヌ神謡集」に関する講演会を開く。著者の知里幸恵(1903~22年)は同市出身で今年は同著出版100年に当たり、受講者を募集している。
講演は27日の「アイヌ神謡集のできるまで~知里幸恵とまわりの人々」と、6月10日の「アイヌ神謡集について~カムイユカラとは」の2回。いずれも講師は登別アイヌ協会顧問の小坂博宣さん。同センターは「この機会に知里さんやアイヌ民族の物語に触れて」と呼び掛けている。
各日午前10時半から正午まで、定員各50人。締め切りは27日開催分が23日まで、6月10日開催分が同6日まで。予約、問い合わせは同センター 電話0143(50)6602(午前10時~午後5時)。