むかわ町シルバー人材センターは11日、町産業会館で2023年度の定時総会を開いた。会員ら約40人が出席し、22年度事業・収支決算報告、23年度事業計画、収支予算など議案4件を原案通り承認した。
同センターは、鵡川と穂別の人材センターが19年に合併して4年が経過。3月末時点の会員数は136人で、22年度は公共、民間合わせて1億2500万円に上る事業収入があった。
23年度の事業計画では、便りの発行や社会参加の場の提供、親睦交流会の開催などを通じて会員の確保と拡大を目指すことを確認。作業時は会員の体調を尊重した適正な就労、高所など危険な場所やできない作業は「無理せず、しない、させない」ことの徹底も盛り込んだ。
むかわ町の高齢化率は40%を超え、全道や全国の中でも高い水準にある。地域のニーズに応じる同センターの役割は高まっているといい、松並之雄理事長は「健康に留意し、無理のない作業で1年間頑張っていこう」と協力を呼び掛けた。
また事業の発展に貢献したとして、10年以上在籍する80歳以上の13人に対して表彰が行われた。