英国の生活情報ウェブ誌「ラックスライフ・マガジン」は、レストラン&バー部門の世界50店の一つに白老町白老の焼き肉レストラン「天野ファミリーファーム」を選び、評価内容を公開した。読者投票で世界50店に決まったといい、3月にトロフィーが贈られていた。
同誌は英語圏の富裕層向けにリゾートやファッション、レストランの記事をウェブに掲載。世界50店には同店のほか東京、神奈川、千葉から各1店の計4店が国内で選ばれた。同店について「飼育から肉の調理まで独自に行う。備長炭を使い、煙を最小限に抑えた焼肉体験を提供し、価格は非常に手頃で驚きを超えた食体験が待っている」と1ページの全面を使って紹介している。
同店の天野勝人社長(36)によると、今年4月1日から5月8日までの同店ウェブへのアクセスは、昨年同期の約2倍に当たる24万8479件に上った。英国やオーストラリアのほか台湾やシンガポール、タイ、マレーシアなどアジア圏からのアクセスが集中した。
ゴールデンウイークには、台湾から2度食べに来たという客がマンゴーの菓子を持ってきてくれたり、シンガポールからの客がマーライオンの形の缶入り菓子を持参し、受賞を祝ってくれたりしたという。受賞を知った町民からも花やお酒が届くなど反響の大きさに驚いている。
7月の予約も埋まりつつあり、テラス席の開放も急いでいる。天野社長は「遠い海外から予約を入れてくれ、食事を楽しみに来てくれることは感謝の一語に尽きる。心に残る旅の思い出になればという思いでおもてなししている」と語り、役員を務める母の志保子さん(67)も「友達からも祝福してもらい、改めてうれしく思う」と笑顔を見せている。
問い合わせは同店 電話0144(82)5493。