ゴールデンウイーク前半、イオンモール苫小牧で苫小牧高専書道部が書道パフォーマンスを行うというので取材に行った時のこと。「全部で4作品あって、最後の作品は舞台の前の方でしますよ」。私を見つけるやいなや、ある男子部員が駆け寄ってきた。
とっさの呼び掛けに一瞬誰だっけ? と頭の中がぐるぐる。しかしすぐさま、以前に別の取材をしたことのある学生だと分かった。彼は「部長呼んできますか」と取材の段取りまでしてくれ、気軽に話し掛けてくれたことに驚きつつ近況を交わした。去り際には「今年もいいところ(賞)まで狙えそうなんです」と一言。私は「また取材できることを楽しみにしてる」と告げ、その場を後にした。
入社3年目に入り、少しずつではあるが顔見知りの人が増えてきた。中には「きょうは何の取材に来たの」と声を掛けてくれる人もいて地元紙ならではのやりがいをかみしめる毎日。今後も、皆さんと再会できることを楽しみに頑張ろう。(樋)