白老町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館で5日、こどもの日のイベントが行われ、親子連れなど209人がよろいかぶとの試着や手焼きせんべい作りなど、さまざまな体験を満喫した。
よろいかぶとの試着では、子どもたちが20キロ近いよろいを身に着け、刀を手に取ると五月人形の前でポーズ。苫小牧市の祖父母を訪ねてきた札幌市南区在住で札幌澄川小2年の捻金(ねじがね)奏太君(7)は、伊達政宗の具足を身に着け「重たいけどお侍さんの気持ちになれた」と満足そうに語った。
屋外では、同館友の会の会員らが、子どもたちに昔ながらのせんべいの焼き方や綿あめ作りを指南。同館前庭ではドローンの実演も行われた。
館内では、友の会所属の白老東高校生による展示解説会も開かれ、盛況だった。7日まで、武者人形展と札幌刀談義会員所蔵愛刀展を開催している。