ゴールデンウイーク後半を迎えた3日、安平町追分柏が丘の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」には、道内外から多くの観光客が来場した。青空レストランには飲食ブースも並び、蒸気機関車(SL)を一目見ようと足を運んだ鉄道ファンや家族連れを喜ばせた。
同道の駅は7日まで「開業4周年まつり」を開催中。厚岸特大蒸し牡蠣(かき)や塩コロジンギスカン、白老牛ハンバーガー、ハスカップスムージーなどを提供する屋外ブースには列ができ、3日はパフォーマーRUIさんによるショーも繰り広げられた。
館内はパンなどを買い求める客でにぎわったほか、胆振管内の人気作家によるハンドメードイベントも開催。道の駅のシンボルで鉄道資料館に展示するSL「D51―320号機」の前では、カメラやスマートフォンを手にした鉄道ファンらがその雄姿を写真に収めていた。5、7日には天候を見ながらSLの屋外展示やミニSLの乗車体験を予定している。
神奈川県から道内に帰省した会社員の正部川英亨さん(31)は「SLを見る機会はめったにないので、すごいなと思った」と笑顔を見せた。