物流拠点

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2023年5月1日

 注文した荷物が自宅に届かなくなる。こんな懸念が出てきているのが2024年問題だ。ニュースなどで聞かれるようになってきたが、この言葉だけではどんな問題かが分からない。端的に言うとトラック運転手の人手不足が慢性化することだという。

 労働基準法の改正で2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の規制が厳しくなる。具体的には年間の上限が960時間に制限される。厚生労働省の調査では、トラックドライバーの時間外労働時間は全業種の平均より2割も長くなっている。法改正はドライバーの労働環境改善が目的だが、今の物流量や仕組みを維持したままなら、ドライバーの人手不足は間違いなく起きてくる。

 そこで物流に係る荷主や輸送会社も策を打ち出している。その対策の中心的な物流拠点に苫小牧港や新千歳空港が役割を担う。大手宅配会社は航空会社とタッグを組み、新千歳と本州間に貨物専用機を運航する。製粉メーカーはこれまでトラック輸送していた荷物を苫小牧港を起点に本州への船便に切り替えるという。

 問題の解決はそう簡単ではないが、影響を軽減させる対策の受け皿としてこの地域が注目されていく。本道の物流拠点として新たな役割が加わる。(昭)

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