安平町追分地区にある遊び場プレーパーク「ガンケ山」で、今年度の開放事業がスタートした。木々の自然の中にアスレチックや巨大ブランコを設けたほか、散策を楽しむことができる遊歩道を整備。子どもたちが自然体験を通して成長しながら、楽しい時間を過ごすことができる。
ガンケ山は、地域住民の有志でつくる団体「おいわけ遊び場O!en(おーえん)隊」が私有地を整備して管理。散策や木登りが楽しめ、シーズン中はウッドテーブルやベンチ、ハンモックなども設置する。今年度は4月22日にオープンした。
ゴールデンウイーク初日の同29日は、地元こども園の園児や町独自の社会教育事業「あびら教育プラン」の遊育(ゆういく)の活動で、町内外から家族連れなど30人ほどが訪れた。
保護者や地域の大人たちが見守る中、子どもたちは木登りや巨大ブランコ、木の枝と板でつくったトランポリンなどを使って体を動かしたほか、大人たちのレクチャーを受けながら火おこしに挑戦。たき火でマシュマロやウインナーを焼いて頬張った。札幌市内から家族で訪れた黒川智晴君(8)は「思っていたよりも自然体験ができて楽しい。おこした火でご飯を食べたり、いい経験ができた」と喜んだ。
同教育プランでは12月上旬まで月2回程度、ガンケ山を活用し、子どもたちの「やりたい」に応える遊びの場を提供する。
ガンケ山は無料で自由に出入りできるが、火を扱う場合は遊び場おーえん隊スタッフの同行が必要となる。