道の駅「あびらD51ステーション」で保存している特急用ディーゼル気動車「キハ183系」も29日、今年度最初の車内公開を予定している。鉄道ファン有志でつくる「あびら鉄道交流推進協会」(通称おおぞら会)が毎年、メンテナンスなどを行っており23日、車両を覆っていたシートを撤去。冬期養生を経て、およそ半年ぶりにお目見えした。
「キハ183系」は旧国鉄時代から30年以上にわたり道内を走り続けた鉄道ファンおなじみの人気車両。2018年3月に運行を終えた車両「キハ183―214」を、北海道鉄道観光資源研究会(札幌市)がクラウドファンディングで資金を集めてJR北海道から取得し、町が引き継ぐ形で道の駅で展示している。
高さ4メートル、長さ21メートルほどある赤とクリーム色の雄姿が久しぶりに登場し、関係者は「ぜひ家族でお越しを」と呼び掛けている。