白老町は22日、町内のヨコスト海岸で町職員や家族、子どもたち、関係者ら約70人によるボランティア清掃を行った。大塩英男町長は「まちをきれいにすることはまちづくりの第一歩。みんなで体を動かして、ごみを拾いましょう」と協力を呼び掛けた。
職員らは可燃、不燃用のごみ袋を手に、海岸沿いを歩きながらペットボトルや弁当の空き容器など、家庭から排出されたごみのほか、海岸漂流物(マイクロプラスチック)などを回収。青空の下、課を超えて交流を深めながら、ボランティア活動に汗を流した。
町内各地域ごとに清掃を行う「春のクリーン白老」(4月10~5月15日)の一環。環境省の日本の重要湿地に選定されているヨコスト湿原の環境保全活動として町職員が毎年清掃してきたが、2021年は新型コロナウイルス、22年は鳥インフルエンザの発生で中止していた。
回収したごみ量は可燃約110キロ、不燃約120キロの計230キロ。20年秋の実績約270キロよりも回収量は減少した。