白老町のヨコスト湿原友の会(中野嘉陽会長)は22日、白老コミュニティセンターで総会を開き、10人が参加した。今年度の事業として看板塗装や湿原の価値を高める広報活動などの実施を決め、役員改選では中野会長を再任した。
中野会長は6月にNHKの自然紀行番組「さわやか自然百景」がヨコスト湿原を扱うことを紹介。来訪者増が見込まれることから「湿原の価値や環境保全について理解してもらうための広報に力を入れたい」と述べた。
同町東部に広がるヨコスト湿原(面積33ヘクタール)は、自然海岸の背後に砂丘、湿地、草原、樹林帯と続く多様な環境を形成。さまざまな動植物も息づき、2016年に環境省の「日本の重要湿地」に選定されている。