3年間の任期を終えて 木下(きのした) 知佳(ちか)

  • ゆのみ, 特集
  • 2023年4月25日

  2020年5月より安平町地域おこし協力隊のシティプロモーション推進員として活動を行ってきたが、今年の4月末日をもって3年間の任期が満了となり、間もなく活動を終えようとしている。

   地域おこし協力隊は都市部から過疎地域に移り住み、地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組み。22年度は北海道全体で943人、そのうち安平町は9人の隊員が在籍していた。起業型、企画提案型などの形態があるのだが、私は課題解決型で、月2回発行する安平町の広報紙を制作する業務を担っている。

   この3年間を振り返ってみると、コロナに始まり、コロナに終わったと言っても過言ではない。面接で初めて安平町を訪れた頃から「新型コロナウイルス感染症」が猛威を振るい始め、今までの生活が一変した。本来であればできることができなくなり、行動が制限されるなど、北海道で新しい生活を楽しもうと思っていたのだが、思うように過ごせなかったのは本当に残念でならない。そんな中でも、日々の生活や仕事でいろんなことを学び、成長できたように思う。不安なことが続いていた中でも、資格を取得するなど時間を有効に使えたのは良かったと思う。

   任期終了後の5月からは、地域おこし協力隊でも町職員でもなく、個人事業者として広報紙の制作業務を続けることとなった。今までの経験を生かし、今後も安平町の役に立てるような仕事を行っていきたい。

  (安平町地域おこし協力隊)

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