現職で長年議長も務めてきた渡部孝樹氏が2007、11、15年に次ぐ4回目のトップ当選を果たし、貫録を示した。選対事務所に駆け付けた支持者からの祝福に「皆さんに支えられて、何とか厳しい選挙戦を勝ち抜くことができた」と感謝した。
新人それぞれの勢いを肌で感じながら、「危機感を持って挑んだ」という選挙戦だった。その一方で、「ただ当選するだけではなく、『トップで当選してほしい』という声も数多く寄せられ、重圧になっていた」と振り返り、改めて「身の引き締まる思い」と述べた。
「質の高い町づくりを推進してきたが、まだ理解されていない部分もあると思う。もう少し、子育て支援から福祉まで町民に寄り添った活動をしていかなければ」と決意を新たにした渡部氏。「復興から創生、持続可能なまちづくりを進めていく。5期継続してきたことを力として、町民の皆さんと共に歩んでいきたい」と力を込めた。