白老港湾振興会の2023年度定時総会が18日、白老町のしらおい経済センターで開かれ、港の利用促進に向けたポートセールスなどの事業計画を決めた。役員改選で、鈴木勝氏に代わり理事の大頭和彦氏(白老貨物運送事業社協議会副会長)を新会長に選任した。
関係者ら20人が出席し、今年度の事業計画を審議。船会社や物流企業などに白老港の利用促進を働き掛けるポートセールス、9月21日に白老港に寄港を予定する豪華客船「にっぽん丸」の寄港歓迎式の実施を決めたほか、国土交通省などへの要望活動などを盛り込んだ。
役員改選では16年から7年にわたり会長を務めた鈴木氏に代わり、理事の大頭氏を新任。新理事に山田桂一氏(白老経済懇話会運営副委員長)を加え、計7人とした。鈴木氏は「今後は一町民として港づくりに協力したい」とあいさつ。大頭会長は「振興会と白老港の発展に尽力したい」と意欲を語った。
また、鈴木氏からは22年の白老港取扱貨物量が約92万トンとなり、現時点では道内の地方港湾23港で1位になる見込みであることが報告された。来賓の大塩英男町長は「にっぽん丸」寄港などによる観光の活性化に期待した。