厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は17日、交通安全全校集会を開いた。苫小牧署員などを講師に迎え、生徒47人が自転車に乗る際のルールや自転車が引き起こす事故の危険性について学んだ。
町交通安全推進委員会の佐藤照美推進員と上厚真駐在所の井下雄貴巡査部長が講師として来校した。
佐藤推進員はDVDの映像を通し、「ながらスマホ」による前方不注意やルール違反により、過失事故が起きたり莫大な罰金などが科せられたりする事例を伝え、「一歩間違えたら大変なことになる」と指摘。道路交通法の改正により、1日から自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務になったことにも言及し、「着用が自分の命を守ることにつながる」と呼び掛けた。
井下巡査部長は、新しくなった自転車安全五則を厚真版に置き換えて解説。「自転車は原則、車道を通行することとなっているが、町内では大型車両が走行することが多く、安全のため、例外として歩道を使うこと」と説明。▽交差点では信号と一時停止を守って、安全確認▽夜間はライトを点灯▽ヘルメット着用―などをルールとして挙げ「交通事故に遭わないように守って」と話した。
生徒を代表し、2年の三原脩詩さん(13)は「学んだことを普段の登下校に役立てていきたい」と誓った。