任期満了に伴う厚真町議会議員選挙が18日、告示される。定数11に対して17日までに現職9人と新人4人の計13人が出馬の意向を固めており、8年ぶりに選挙戦になる見通しだ。
現職11人のうち、2人が引退を表明し、残りの9人が続投の姿勢を示す。新人4人を含めた13人が立候補届出書類に関する事前審査を済ませた。
出馬を予定する13人を党派別に見ると、共産1人のほかは無所属。男性10人(現職8人、新人2人)に対し、女性3人(現職1人、新人2人)で、年代別では30代の若手から70代の現職まで顔触れは幅広い。
候補者は18日、町選挙管理委員会に立候補届け出を済ませた後、23日の投開票に向けて町内各所で舌戦を展開するもよう。新型コロナウイルス感染症対策や物価高で低迷する地域経済の活性化、高齢者や障害者にも目の行き届いた福祉の充実はもちろん、胆振東部地震からの復興や被災森林の再生、災害に強いまちづくりなど課題は山積み。これらを踏まえ、それぞれが思い描くまちづくりを訴える。
3月22日時点の有権者数は3665人(男性1807人、女性1858人)。前回2019年の町議選は、前年9月に胆振東部地震で被災していたこともあり、定数割れで無投票となったが、今回はフレッシュな候補者が出馬し、注目されそうだ。