容疑者かばんからナイフ 自宅捜索、粉末など押収―首相遊説の爆発事件・和歌山県警―

  • ニュース, 国内・海外
  • 2023年4月17日

 岸田文雄首相が遊説で訪れていた和歌山市の漁港で起きた爆発事件で、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された無職木村隆二容疑者(24)が手提げかばんの中に、刃の長さセンチほどの果物ナイフを所持していたことが16日、和歌山県警への取材で分かった。現場でナイフを凶器として使おうとしていた可能性もあり、県警が所持の目的を調べている。

 爆発に伴い、軽傷を負った男性警察官に加え、新たに聴衆の70代男性も背中に軽いけがをしていたことが判明し、事件での負傷者は2人となった。

 県警は16日、兵庫県川西市けやき坂の木村容疑者の自宅を同容疑で家宅捜索。爆発物製造に使ったとみられる粉末や鋼管のようなものと工具類を押収した。

 捜索は16日未明に始まり、約8時間半後に終了。捜査員らは段ボールを運び出し、車両に積み込んだ。衣類なども押収し、付着した薬品類がないかなどを調べるとみられる。

 捜索に先立ち、兵庫県警は自宅周辺の住民約20人に「(容疑者宅に)爆発物がある可能性がある」と避難を呼び掛けた。捜索では同県警機動隊がまず容疑者宅に入り、爆発の危険性がないことなどを確認。その後、和歌山県警の捜査員らが次々と入っていった。

 事件は15日午前11時半ごろ発生。木村容疑者は金属製とみられる銀色の筒状の爆発物1本を、10メートルほど離れた首相に向けて投げ込み、近くに落下した。首相が避難した後、大きな爆発音とともに白煙が上がった。

 現場には爆発後の筒1本と未使用の筒1本が残っていた。捜査関係者によると、鉄パイプ爆弾の可能性がある。和歌山県警は木村容疑者の携帯電話なども押収。履歴などを分析して、爆発物の詳しい構造や事件に及んだ動機を調べる。

 調べに対し、木村容疑者は当初、「弁護士が来てから話す」としていたが、現在も黙秘を続けているという。県警は17日午前、同容疑者を送検する。

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー