第20回統一地方選前半戦の9道府県知事選、6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が9日、投開票される。子育て政策や物価高対策、地域経済の活性化などが争点。与野党とも党勢拡大を目指し、最終日まで総力を挙げる。
知事選は、北海道、神奈川、福井、大阪、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県で行われる。大阪は大阪市長選との「ダブル選」で、地域政党「大阪維新の会」の候補と、非維新勢力の結集を目指す政治団体が擁立した候補らがぶつかる。
北海道は与野党が全面対決する構図となった。奈良と徳島は自民党勢力が割れる保守分裂選挙。奈良は2人の自民系候補と、日本維新の会の候補が争う展開で、徳島は自民系候補3人が競り合う。
大分は与党系の新人と共産、社民両党の地方組織が自主支援する新人による一騎打ち。6政令市長選は大阪のほか、札幌、相模原、静岡、浜松、広島の各市で行われる。
41道府県議選は岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄以外で行われ、総定数2260に対し過去2番目に少ない3139人が立候補。このうち565人が既に無投票当選を決めた。自民が前々回、前回に続き総定数の過半数を獲得するかが最大の焦点となる。政令市議選は仙台、静岡、北九州を除く17市で実施される。