ゆかりの人ら、悼む声相次ぐ 被災者やファンら―坂本さん死去

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  • 2023年4月4日
 CD店に設けられた坂本龍一さん追悼の特設コーナー=3日、東京都新宿区のタワーレコード新宿店

 世界的な音楽家、坂本龍一さんの死去が伝えられてから一夜明けた3日、ファンやゆかりの人たちからは悼む声が相次いだ。

 東京・新宿の大型CDショップ「タワーレコード新宿店」は急きょ追悼コーナーを設置。冥福を祈るメッセージパネルが添えられ、店内には坂本さんのピアノ楽曲が流れた。副店長の村越辰哉さん(50)は「坂本さんの存在はあまりにも大きい。カテゴリー分けが難しく、『坂本龍一』というジャンルだった」と振り返り、「残した作品を届けることで恩返しができれば」と力を込めた。

 昨年から坂本さんの作品を集め始めたという東京都中野区の男性(19)は2日夜に訃報を知り、開店直後に駆け付けた。「高校生のつらい時期、曲に支えてもらっていた。意志の強い音楽家が亡くなり、日本にとって損失だと思う」と声を震わせた。

 坂本さんは2011年の東日本大震災以降、岩手県住田町の木造仮設住宅の建設支援に取り組み、住民らと交流を続けていた。同県陸前高田市の会社員、菅原教文さん(58)は同町の仮設住宅に避難していた際、当時中学2年だった長女綾乃さん(25)がピアノで「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲を坂本さんに披露したことがある。坂本さんは喜んだ様子で、「大変な状況だけど頑張ってほしい」と話していたという。

 その後もコンサートで楽屋に呼ばれたり、食事を共にしたりして親子で交流を深めた。綾乃さんは「会うたびに家族や町の復興のことを気に掛けてくれた。感謝の気持ちは忘れない」と話した。

 坂本さんが立ち上げた森林保全団体「more trees」で約16年間活動を共にしてきた事務局長の水谷伸吉さん(45)は「偉ぶることなくフラットに地域の人々と向き合う姿勢がすてきだった」と振り返る。「大黒柱を失い、ぽっかり穴があいてしまったが、手を緩めずに活動することが弔いになる」と決意を新たにしていた。

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