悔しさバネに新体制で躍動を REH・プレーオフ総括〔IH・アジアリーグ〕

  • アイスホッケー, スポーツ, レッドイーグルス
  • 2023年4月1日
優勝に沸くアニャンを見詰めるレッドイーグルスの選手たち=3月26日、アニャンアイスアリーナ

 アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は、3月9日からプレーオフセミファイナルを栃木日光アイスバックス、18日からHLアニャンとファイナルを戦った。栃木日光には2連勝。HLアニャンとは第5戦までもつれ込む死闘も2勝3敗、2位でリーグを終了した。

 レッドイーグルスは今季、全日本選手権とアジアリーグの2冠を目標に始動。しかし、昨年12月の全日本では3位と目標に届かなかった。主将のDF橋本僚は「全日本を取れなかった分、リーグ制覇への思いが一段と強くなった」。

 プレーオフセミファイナルはリーグ3位の栃木日光をホームリンク・白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で迎え撃った。相手GKの福藤が好セーブを見せたが、シーズン終盤から重んじてきた粘り強さで9日は3―1、11日は2―1と2試合ともにロースコアの試合を勝ち切った。監督として指揮を執った菅原宣宏さん(3月31日退任)は、レギュラーリーグ最終カードの4、5両日から続いた栃木日光との4連戦にやりづらさも感じていたといい「選手たちの判断もよく、ファイナルにつながる戦いができた」と話していた。

 ファイナルはリーグ首位のアニャンと激突。3年ぶりにアジアリーグとして開幕した今季、序盤から大きな壁としてレッドイーグルスに立ちはだかってきた。レギュラーリーグでも唯一負け越した好敵手に、18日の初戦は4―1と快勝した。今季のアニャン戦全試合でマスクをかぶったGK成澤優太が体調不良で欠場するハプニングがあったが、後輩のGK小野田拓人が見事なプレーを見せた。続く2戦目は安易な失点もあり1―4で敗北。ロースコアの展開に持ち込む―という課題も浮かび上がった。

 相手ホーム・アニャンアイスアリーナ=韓国=に舞台を移して迎えた第3戦は、今季最多タイの5失点を喫し、2―5で敗戦。パックをアタッキングゾーンの奥まで持ち込めず、ミスから相手に得点チャンスを与える形になった。劣勢にも指揮官は試合後、「最初から5戦を戦うつもりで準備してきた」と冷静だった。

 25日の第4戦は1―0の完封勝利。前の試合から戦術システムを変更したことが功を奏し、アニャンの攻撃の芽を摘むことに成功した。

 迎えた大一番の第5戦は、30分を超える延長戦の末、1―2で敗退。悲願のリーグ制覇へわずかに届かなかった。指揮官は「選手はゲームプラン通りに進めてくれたが、いいチャンスをつくらせてもらえなかった。アニャンの得意なパターンで決められた。実力通りの結果」と激闘を振り返った。

 アジアリーグは来季、9月16日の開幕を予定している。辛酸をなめた赤鷲戦士は悔しさをバネに、新体制で躍動を誓う。

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