ボタン

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2023年3月29日

 先週の金曜日の朝、家人のスマートフォンに一枚の写真が届いた。首都圏に住む最年長の孫の、小学校卒業式の朝の記念写真だ。スーツを着てネクタイを締めた写真には、「行ってきま~す」の文字が添えてあった。また大きくなった。

 その日の夜、1980年の前後にはやった、曲名に「春」の文字の入る歌の特集を聴いた。旋律や詩の概要は覚えていて懐かしい。「春なのに」はインターネットで調べると、中島みゆきさんの作詞作曲だ。女子生徒が、卒業していく男子に「記念にください ボタンをひとつ」と求める歌。自分の卒業の頃、周囲にそんな風習は伝わっていなかった。あっても自分のボタンなど、きっと誰からも求められなかったに違いないとは思う。贈られたボタンはどこへ行くのか。曲では「青い空に捨てます」と歌い上げる。さすがみゆきさん。たくましい。若い世代は自分の時代の歌を持っているようだ。親は、息子が繰り返し聴いていたドリカムやミスチルの曲を今でも忘れない。

 春という言葉は入っていないものの、この季節になると、イルカさんの「なごり雪」を思い出す。意気地なしの男子が別れを「君が去ったホームに残り 落ちてはとける 雪を見ていた」と歌う。孫はどんな詩を口ずさむのだろう。(水)

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