東高校の生徒について「才能豊かな人が多い」と語る。勉学、部活動それぞれに一生懸命で「いろんな方面で頑張っている」とほほ笑む。
静内高校で教員生活を始めて34年。学生時代は吹奏楽部に在籍し、教員になってからも吹奏楽部の顧問として活躍した。作曲にも力を注ぎ、2005年、07年には全日本吹奏楽コンクールの課題曲に選ばれた経験を持つ。同校に赴任後も、組曲「『クラウン・マリーの1日』よりジプシーの踊り」の作曲を手掛け、吹奏楽部が昨年6月、定期演奏会で初披露した。
教壇では数学を教え、「苦手意識を持つ人が多い科目だが、面白い科目でもある。楽しく学べる環境をつくりたいと考えて指導してきた」と振り返る。生徒たちには今後もいろんなことにチャレンジするよう伝えたいとし「時間を大事に、やりたいことを」と呼び掛ける。
4月以降は札幌市内の高校で教壇に立つ予定。「教員生活の余生を楽しむ」と話す。函館市出身で、北海道大学理学部数学科卒。
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