【韓国アニャン・倉下鈴夏】アイスホッケーアジアリーグ2022―23プレーオフファイナルは23日、アニャンアイスアリーナ=韓国=で第3戦が行われ、レッドイーグルス北海道はHLアニャンに2―5で敗れ、1勝2敗でリーグ優勝に王手をかけられた。第4戦は25日。
▽3回戦(アニャンアイスアリーナ)
HLアニャン5-2レッドイーグルス北海道
▽得点者【ア】イ・ジュヒョン(キム・ゴンウ、イ・ドンク)キム・ギソン(キム・サンウク)キム・ギソン(ジ・ヒョソク、ガン・ユンソク)イ・ヨンジュン(イ・ヒョンスン、チョン・ジョンウ)イ・ジョンミン【レ】佐々木(橋本、久慈)中屋敷(中島、橋本)▽GK【ア】マット・ダルトン【レ】成澤▽シュート数【ア】33【レ】24▽反則【ア】4分【レ】10分▽パワープレー得点【ア】1【レ】0▽キルプレー得点【ア】0【レ】0▽観客数575
レッドイーグルスは第1ピリオドに先制点を献上して以降、攻め込まれて自陣から出られない時間が長く続いた。2度追い付く粘りを見せたが追い切れなかった。
-気持ち切り替えて
試合後、レッドイーグルスの菅原監督は「相手にチャンスを与えて失点してしまった。負けるべくして負けた試合」と唇をかんだ。試合中盤に佐々木が同点ゴールをたたき込むも、わずか20秒後に逆転を許すなど、粘り強い戦いができなかった。攻め始めるスピードが遅れたことで、パックをゴール裏までなかなか運べなかったことを敗因に挙げた。相手に王手をかけられたことに対して「最初から5戦戦うつもりだった。切り替えてチーム一丸となって戦い、ここで意地を見せたい」と決意を新たにした。
DF橋本主将は数的不利なキルプレーが長時間続いたことに「反則が続くと流れを持ってこられない。その後もチャンスからリズムをつくりたいシーンで相手に阻まれてしまった」と振り返る。敵地アニャンまで駆け付けたファンに対しては「ファンの姿を見ると、背負うものも大きくなる。後押ししてくれたのに申し訳ない」と肩を落とした。
-アニャンのベグ・ジソン監督
両チームともにハードな戦いだったが、きょうの勝利は幸運だった。GKダルトンはよい動きでチャンスをつくってくれたし、2得点のキム・ギソンは非常にいい動きをしてくれた。チームは攻守ともに状態がよく、ハードワークをしてくれた。