アイスホッケーアジアリーグ2022―23プレーオフファイナルは18、19の両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で行われ、レッドイーグルス北海道(2位)はHLアニャン(1位)をホームに迎え1勝1敗。23日からはリーグ制覇を懸けてアニャンアイスアリーナ=韓国=に乗り込む。
19日
▽2回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
HLアニャン4-1レッドイーグルス北海道
▽得点者【ア】キム・サンウク(ガン・ユンソク、オ・インギョ)イ・ジュヒョン(ソン・ジョンフン、キム・ゴンウ)イ・ヨンジュン(アン・ジンフィ、ジ・ヒョソク)ソン・ヒョンチョル(イ・ヨンジュン、チョン・ジョンウ)【レ】中島(佐々木、中屋敷)▽GK【ア】マット・ダルトン【レ】小野田▽シュート数【ア】26【レ】29▽反則【レ】2分▽パワープレー得点【ア】1【レ】0▽キルプレー得点【ア】0【レ】0▽観客数1261
レッドイーグルスは好機をつかみ切れないまま、第2ピリオドで2連続ゴールを許した。FW中島の得点で反撃ののろしを上げるも追い切れなかった。
18日
▽1回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道4-1HLアニャン
▽得点者【レ】橋本(高橋、中屋敷)橋本(中島、高橋)中屋敷(橋本、中島)中島(高橋、山下)【ア】チョン・ジョンウ(アン・ジンフィ、ナム・ヒドゥ)▽GK【レ】小野田【ア】マット・ダルトン▽シュート数【レ】23【ア】26▽反則【レ】29分【ア】8分▽パワープレー得点【レ】2【ア】0▽キルプレー得点【レ】0【ア】0▽観客数1176
レッドイーグルスは第1ピリオド15分すぎにDF橋本の連続ゴールでリードを広げた。第2ピリオドは数的不利なキルプレーが9分間あったものの、GK小野田を中心にチーム全員で守り切った。試合終盤にはFW中屋敷、中島が追加点、初戦を勝利で飾った。
アニャンのベグ・ジソン監督
きょう(19日)のわれわれは幸運と巡り合えた。これで1勝同士に戻すことができたわけだから。GKのダルトンのプレーはとても良かった。リバウンドを出さなかったし、周りのプレーヤーもピンチのたびにそれをよくクリアした。第3戦の戦い方については韓国に帰ってじっくり考える。
-GK小野田、大役務める
クラブ化後初、前身の王子イーグルス時代からは11シーズンぶりのアジアリーグ制覇を目指すレッドイーグルス北海道は、プレーオフファイナルに向けアニャンの戦術を徹底分析してきた。初戦では第2ピリオドに計9分間のキルプレーがあったが、アニャンのパワープレー戦術をチーム全体で共有していたことでしのぎ切った。菅原監督は「得点はもちろん、フェースオフとフォアチェックがかなり機能した」と満足げ。
2戦目はゲームプランをなかなか実行できず、好機をつかみ切れなかった。23日から乗り込むアニャンアイスアリーナはリンクのサイズが小さいといい、「プレー内容も変わるので選手たちと確認したい」と前を向いた。
レギュラーシーズン40試合中33試合でマスクをかぶったGK成澤が体調不良で急きょ出場できなくなるハプニングも、GK小野田が大役を務め上げた。18日の試合直前に先発出場を告げられたといい、重圧と戦いながらも思い切りのいいプレーでチームを勢いづけた。19日は4失点を喫し、納得のいかない様子。「大舞台の経験が少ない中、チャレンジも多い2試合だった。1勝できたことは自信につながった」と話した。