昨年10月にオープンしたジンギスカン料理の店。「肩ロースにハマった店主のお店」のキャッチコピー通り、メインメニューは生ラム肩ロース（1人前1300円）だ。

　「脂と赤身のバランスがとてもいい」と佐藤政夫代表がほれ込んだ部位。臭みを最小限にとどめるため、注文後に切り分ける。焼き台はなじみのジンギスカン鍋ではなく、富士山の溶岩プレートを使用。「表面はしっかり、中はレアなぐらいが食べ頃」

　素材の味を堪能してもらおうと、タレなどの味付けは一切なし。一口目は岩塩をさっと振り掛けた状態で。ワサビじょうゆやレモン汁につけても美味。苫小牧クラフトスパイスを使用した「味変」用の薬味（200円）もある。

　調理場を囲むようにカウンター14席が設けられた店内はデザインを含めて佐藤さん自ら製作。空調設備にも力を入れ、臭いは全く気にならない。店内はジャズの流れる落ち着いた雰囲気で、プロが選んだ各種ワインを中心に酒類も充実。記念日祝いに利用してもらう場面もあったという。

　「通常の焼き肉店とは一歩違った使われ方、食べ方をしてもらえる場所にしていきたい」と佐藤代表は語った。

　苫小牧市表町2の1の17、2階。営業時間は午後6時～同10時（午後9時半ラストオーダー）。日曜定休。電話0144（84）6161。