運動の楽しさを子どもたちに伝えたいと、体育教諭の道を志した。校長になった今も、体育授業に参加したり、昼休みに生徒と一緒にバドミントンを楽しんだりしている。
室蘭市出身。北海道教育大学函館校卒。1986年度に後志管内島牧村の島牧原歌中学校に赴任し、教員人生が始まった。勇払中学校では2000年度から06年度まで一般教員、20年度から22年度まで校長を務め、計8年を過ごした。
「勇払中の生徒たちは真面目で友達思い。困っている人がいると手を差し伸べ、協力できる優しい性格の子が多い」と話す。
これまでを振り返り「保護者、地域住民、教員、家族などの助けがあってやってこられた。子どもたちには一人で大きくなったと思わず、生きているありがたみと周囲への感謝を忘れずに育ってほしい」と語る。
今後について「教員生活を思い出すと良いことばかり浮かんでくるし、37年間はあっという間だった。退職後は趣味の野球に打ち込みたい」と笑顔を見せた。