勇退校長 (2) マナーやルールを守る子に 拓進小学校 山形知憲さん

  • 勇退校長インタビュー, 特集
  • 2023年3月16日

  毎朝、学校の前に立って児童らとあいさつを交わし、見守り続けてきた。「子どもたちが将来、社会で活躍できるよう、基本となるあいさつなどのマナーの大切さを教えてきた」と語る。

   小樽市出身。北海道教育大学函館校卒。1987年度に教員人生をスタートさせ、初任校は厚真軽舞小学校。その後、胆振・日高管内の小中学校で勤務した。苫小牧大成小学校では一般教員、教頭、校長を経験し、計8年半を過ごした。

   苫小牧拓進小学校は2013年4月に開校し、児童数は700人を超える。運動会や開校10周年記念集会などは、コロナ禍で縮小せざるを得なかったが「できることを模索してやってきた」と話す。

   「拓進小の児童は靴をそろえたり、いすを机に収めたりできる礼儀正しい子がとても多い。黙食やマスク着用など、コロナ禍でたくさんの我慢を強いられたが、ルールを守って行動していた」と話し、校舎に近ごろにぎやかな声が戻ってきていることに安心しているという。

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