若い頃にお金をためて、ずっと欲しかったスポーツカーを買いました。そのスポーツカーは新型が発売されていたのですが、旧型の中古車を買いました。
2年後、友人が買った新型スポーツカーにサーキットで一気に引き離され、新型に載っているエンジンに載せ替えたいと思うようになり、車の解体屋さんで新型の事故車を探して買いました。
エンジンは事故の影響で破片を吸い込んでいたので、全部分解して新品時の性能に戻して載せ替えました。排気量は旧型が2491cc、新型は2997ccです。このままでは違法改造になるので、合法になるように公認車検を取得することにしましたが、すべて完成するのに何カ月もかかりました。でも、車いじりが好きなので楽しい日々でした。
当時、愛読していた自動車雑誌に自分で改造したリポートを投稿するコーナーがあり、昔から文章を書くのが好きだったので、書いて送ると採用され、4ページにわたって掲載していただきました。
ちなみにエンジンを使うために買った新型の事故車はマニュアル車で、エンジン以外の部品は捨てずに残しておきました。数年後、同じ新型の事故車のオートマチック車を買ってきて、修理しながらマニュアル車に改造し、公認車検を取得して復活させました。
でも、毎回なのですが、車が完成すると興味がなくなって乗らなくなります。そしてまた壊れた車を買ってきて修理をします。車好きというより修理好きです。
(苫小牧市のぞみコミュニティセンター館長)