北海道文教大学女子アイスホッケー支援部は2日、日本代表や国内大会などで活躍する選手らの支援強化を目的に、支援部の後援会を設立したと発表した。渡部俊弘学長は「競技と学業の両立、人生へのチャレンジの心の支えになれるよう一層のサポート強化に努めていく」と意欲をのぞかせた。
同大学は昨年7月、在学する女子アイスホッケー選手へのサポートを目的に支援部を発足。競技と学業の両立に努める選手らに対し、大学が強みとする理学療法やスポーツ栄養の知見を生かしたサポートを続けてきた。競技力向上のほか、競技普及活動にも力を注ぐなど支援は多角的だ。今回は渡部学長が昔から交流の深いメンバーと支援強化について模索し、設立に至った。
後援会会長に就任した早坂貴敏さんは「大学と地域が一体となってサポートをしていく。支援の輪を広げて選手らにとって心の支えにもなれたら」と話した。
女子アイスホッケー日本代表は1月に米国のレークプラシッドで開催されたFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ2023で史上初の準優勝。メンバーには同大学在学選手が6人出場し貢献した。国際大会での経験を積むことで、国内大会でも白熱した試合を展開し輝かしい実績を残している。
この日の記者会見にはFW志賀紅音(4年)=トヨタシグナス、DF佐藤菜摘(3年)=同=、山本桃香(2年)=同=、水橋優花(4年)=道路建設ペリグリン=、北村さくら(1年)=同=も出席。志賀、北村は「温かいサポートと応援に感謝している。良い結果を残し、立派な社会人になって恩返しをしたい」と感謝していた。
今後も後援会は規模拡大を図り、学生アスリート育成のためのサポート強化に力を注ぐ方針。選手らの活躍により競技、スポーツ全体の活性化にも期待がかかる。