3日午前8時15分ごろ、広島市の市立中学校の男子トイレで1年生の男子生徒(13)が同級生の男子生徒(12)を包丁で切り付け、左手など数カ所にけがをさせた。被害生徒は病院に搬送されたが、軽傷という。
市教育委員会によると、包丁は加害生徒が自宅から持ち込んだといい、教員に対し「(切り付ける)相手は誰でもよかった」などと話している。
広島県警などが加害生徒から事情を聴いたが、14歳未満は「触法少年」となり、刑事責任は問われない。
市教委によると、当時は授業前で、男子トイレには2人だけしかいなかった。加害生徒がトイレに行こうと誘ったという。事件に気付いた周囲の生徒から報告を受けた教員が駆け付け、確保した。