アイスホッケーアジアリーグ2022―23のレッドイーグルス北海道ホーム最終戦「なの花薬局presents栃木日光アイスバックス戦」が4、5両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で開かれる。4日は人気アニメ「ゴールデンカムイ」とのスペシャルコラボレーションデー、5日は試合後にFW百目木政人の引退セレモニーが行われる。
試合開始は両日とも午後3時。4日はゴールデンカムイ声優の杉元佐一役の小林親弘さん、白石由竹役の伊藤健太郎さんが来場。ミニトークショーなどで試合を盛り上げる。加えて同作のキャラクターがチームのユニホームを着たコラボグッズも販売。レッドイーグルス北海道の公式オンラインストアからも購入できる。
5日はレギュラーリーグのホーム最終戦。21年間チーム一筋で駆け抜けてきた百目木を勝利で送り出したいところ。
抽選会は両日とも入場ゲートで番号を記載したプログラムを配布し、第2ピリオド終了後に当選者の発表を行う。
チケットはレッドイーグルス北海道のホームページ上から購入可能。
―FW中屋敷、得点王争いへ直接対決
レッドイーグルス北海道は、2月25、26両日にFLAT HACHINOHE=青森県八戸市=で東北フリーブレイズ戦に臨み1勝1敗だった。菅原宣宏監督は2試合を「あまりよくない試合展開だったが、プレーオフに向けた課題がはっきり見えた」と振り返る。選手は4、5日の栃木日光アイスバックス戦に気合が入っている。
1試合目は点の取り合いを制し、6―5で勝利。今季最多タイとなる5失点の要因を「相手にチャンスを与え過ぎた」と分析。ここまで失点リスクを減らすプレー選択を重んじてきただけに、試合後の指揮官は肩を落とした。
翌日はFW入倉大雅が先制ゴールを決めるも同点に持ち込まれ、第3ピリオドに失点を許して1―2で競り負けた。「安全策を取り過ぎて、点を返せなかった」と敗因を振り返る。15で止まった連勝にも「今カードはうまくいかなかっただけ。これまで選手たちが構築してきたものは崩れない」。
26日の試合からFW小林斗威が戦線に復帰し、FWのポジション争いも激化している。練習でのプレーにも目を配り、「調子のいい選手がチームをカバーしてくれている」と話す。
FW中屋敷侑史の得点王争いからも目が離せない。25日の試合で栃木日光アイスバックスのFW鈴木健斗がハットトリックを達成し、27点で首位に立つも、同日に中屋敷は4連続ゴールで28得点。翌日に鈴木が1得点を決めたため、同率1位で今週末の直接対決に挑む。中屋敷は2020―21シーズンでも得点王に輝いており、2季ぶりのタイトル奪取へ「チームを信頼して、いつも通り肩に力を入れずやるだけ」と闘志をあらわにしている。