レッドイーグルス北海道は22日、苫小牧市表町の球団事務所で苫小牧市立中央図書館に録音図書3冊(7200円相当)を寄贈した。録音図書は視覚障害者向けの朗読を収録したもので、FW柴田嗣斗と相木隼斗が富田歩美館長に目録とCDを手渡した。
昨年11月に白鳥王子アイスアリーナで行われた対HLアニャン戦で、中央図書館の募金コーナーを設置した。来場者から集まった募金で録音図書「文豪たちと落語」「パニック」と「火垂るの墓」を購入して同館に寄贈した。富田館長は当日募金コーナーにも立ったといい、「ファンの方が温かく寄付してくださったおかげで、想像以上の額が集まった。録音図書は高額で、なかなか購入できないものなのでありがたい」と感謝を述べた。
目録を手渡した柴田は録音図書を初めて知ったといい、「今回寄贈した3冊をきっかけに、図書館のさまざまな本に触れてもらいたい」と語った。ろう学校を訪問した経験のある相木は「いろいろな環境の人が触れ合うきっかけになれば」とした。田中強チーフマネジャーは「社会との接点をつくり、チームを身近に感じてもらいたい」と話した。