アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は、2022―23シーズンの36試合を終え、2位で首位HLアニャンを猛追している。レギュラーリーグ1位通過に向け、菅原宣宏監督は「残り4試合も負けられない」と闘志を燃やしている。
18、19両日のひがし北海道クレインズ戦では、接戦を見事に物にした。指揮官は「選手が失点リスクを減らすプレーを選択して、粘り強く勝利を引き寄せられた」。チームの半分近い10選手が日本代表として海外遠征に挑み、3連戦のハードスケジュールをこなしてきた。時差ぼけに加えて疲労もたまる中、いかにコンディションを回復させられるかが直近の課題だ。
現在はプレーオフを控え、短期決戦を勝ち抜く戦術構築に注力している。「毎試合ごとに、相手の出方を見ながらシステムを変えている。シーズン終盤はチームとしていろんな引き出しを持つことが大切で、選手たちがうまく反応してくれている」。開幕前から離脱していたFW小林斗威もプレーオフから復帰予定で、22人のフルメンバーでレギュラーリーグ制覇に挑む。
今週末の東北フリーブレイズ戦に向けては「自分たちが何をやるかを明確に、試合でシステムを確認しながらしっかり勝ちにいきたい」と意気込んだ。