マスク 記者コラム風

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2023年2月22日

  先日、さっぽろ雪まつりを見に行った。会場は道内外や海外からの観光客でごった返しコロナ前の風景が戻りつつあると実感した。

   ちょっと気になる場面も目にした。若い女性らがマスクを外し、笑い合ったりしていた。日常が戻ってきた光景と言えなくもないが、「人混みではまだ着けた方がいいのでは」と率直に思った。

   女性らは20代前半くらいで、友人同士の旅行で訪れたのかもしれない。楽しそうに旅の思い出をつくるような姿を見ながら、マスクについて改めて考えさせられた。

   政府は3月13日から屋内外を問わず、着用を個人の判断に委ねる方針を決めた。緩和を歓迎する向きは多いだろうが、感染流行が収束していない中で時期尚早と捉える人もいるかもしれない。

   卒業式では児童生徒、教職員の着用が原則不要となった。マスクなし卒業式に、子どもたちはどう思っているのだろう。そうしたことを考えつつ、卒業生たちの晴れ姿の取材に当たりたい。(本)

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