アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は9日、苫小牧支援学校=明徳町=でアイスホッケーを通じた交流会を行った。選手がパスやシュートの手本を見せた後、中学部の生徒23人がスティックを持って体験した。
交流会はレッドイーグルスからのオファーで実現した。田中強チーフマネジャーは「障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるホームゲームを目指している」と話し、GK小野田拓人、DF今勇輔、FW小林斗威の3選手が同校を訪れた。
交流は体育の授業の一環として行われた。選手がパスやシュートの実演をすると「かっこいい!」と拍手が起きた。事前にパスやシュートの練習をした生徒たちの熱心な姿に、選手の笑顔も絶えなかった。最後は3選手対生徒11人によるミニゲームが行われた。中学部1年の川口珠莉さんは「ボールを打つのが楽しかった。事前練習よりも上手にできた」と笑顔を見せた。
小野田は「なかなかない貴重な経験ができた」とし、小林は「交流会を通じて、体を動かす楽しさを知ってもらえたらうれしい」と話した。