死者3・5万人、さらに増加も 今世紀5番目、被災者2600万人―トルコ大地震1週間

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  • 2023年2月14日
 13日、トルコ南部カフラマンマラシュで、地震によって倒壊した建物(AFP時事)

 【ガジアンテプ(トルコ)時事】トルコ南部で6日未明(日本時間同午前)にマグニチュード(M)7・8の大地震が発生してから13日で1週間たった。トルコとシリアの広範な地域で、これまでに3万5000人以上の死亡が確認された。負傷者は計十数万人とみられる。なお捜索や状況把握が十分に行われていない地域も多く、死傷者はさらに増えそうだ。

 トルコ国内の死者は3万1600人超。シリア側では3500人以上が命を落としている。被災地を視察した国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は11日の段階で「死者は倍増しそうだ」と述べ、5万人を超えるという見方を示した。

 震災でこれほどの犠牲者が出たのは、2011年の東日本大震災(死者・行方不明者1万8000人超)以来。04年のインドネシア・スマトラ沖地震(同22万6000人)や10年のハイチ地震(同22万2000人)などに次いで、今世紀5番目の規模となった。

 世界保健機関(WHO)によると、トルコ、シリア両国の被災者は約2600万人。被災の範囲が広く、支援がなかなか行き届かない状況だ。

 トルコ南部・南東部で被災地に指定された10県では、家屋が倒壊したり大きく損壊したりして、多くの市民が公共施設に設置された避難所やテント、車中での避難生活を余儀なくされている。

 10県ではトルコの当局者やボランティアら約22万人に加え、日本を含む70カ国超から駆け付けた外国の約1万人が捜索活動や医療支援、食料配布などの支援活動を行っている。ロイター通信によると、13日も40歳の女性や女児らが救出された。

 シリア北部も多くの人々が避難生活を強いられているが、アサド政権と反体制派による内戦の影響で支援の手が届きにくい。外国からの支援もトルコ側とは格差があり、物資や設備の不足は一段と深刻とみられる。

 一方、日本の国際緊急援助隊の医療チームが使う資機材約15トンを積んだ政府専用機が13日朝、所属する航空自衛隊千歳基地(千歳市)を出発。中継地の成田空港で物資を載せ、午後3時10分ごろトルコに向け離陸した。早ければ14日にもトルコの空港に到着する。

 医師など36人で編成された医療チームは、12日夜に民間機で羽田空港から出発し、13日にトルコに入った。

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