苫小牧市元中野町の苫小牧栗林運輸(栗林秀光社長)からアスリート支援事業を受け、1月に米国のレークプラシッドで開催されたFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ2023のアイスホッケー女子準優勝に貢献した日本代表の3人が10日、同社で報告会を開き、「日ごろのサポートに感謝している」と話した。
アスリート支援を受けているのはDF桜井芽愛=トヨタシグナス=、FW佐々木愛実=同=、黒須若菜=道路建設ペリグリン=の3人。桜井は2020年から第1号として支援を受けてきた経緯があり、現在は契約社員。黒須は21年、佐々木は22年から現在まで支援を受けている。支援は苫小牧出身や在住の学生のアイスホッケー選手が対象で、活躍が期待される実力者を対象に用具の購入費や遠征時の交通費などが援助されている。
桜井は「一戦一戦レベルを上げてつかんだ準優勝。今大会の経験はとても大きいもの」。黒須は「海外選手は体格も大きくフィジカルも強い。個人的に決定力不足が課題と感じたが、準優勝は自信につながった」と笑みをこぼした。佐々木は「海外選手は1点を取るための気持ちが強い。日本も貪欲にゴールに向かうプレーが増えて得点力もアップした」と手応えを語った。
3人は「会社からの支援はとてもありがたい。経済負担も軽減し、心に余裕を持って競技に打ち込めている。今後も大会で活躍し良い成績を残して恩返ししていきたい」と話していた。
栗林社長は「女子日本代表が五輪で表彰台に上がる日を信じている。今後も選手が最高のパフォーマンスを発揮するための糧になれるよう、心の余裕や安心感を提供していきたい」と話した。