錦大沼の氷上ワカサギ 今季は釣果良好

  • 釣り
  • 2023年2月9日
氷上ワカサギ釣りを楽しむ瀧川さん親子
氷上ワカサギ釣りを楽しむ瀧川さん親子
3人の釣果は午後2時の時点で約300匹にも
3人の釣果は午後2時の時点で約300匹にも
家族で楽しむ姿が多く見られた錦大沼=4日午後2時半ごろ
家族で楽しむ姿が多く見られた錦大沼=4日午後2時半ごろ

  苫小牧市西部の錦大沼公園で氷上ワカサギ釣りが始まった。取材した4日は解禁2日目で土曜日ということもあり、ベテランから家族連れまで100人以上が来場。シーズン初めで魚影が濃い上、この日は活性も高め。多くの釣り人が好釣果に恵まれ、笑顔がこぼれていた。

   今季の錦大沼は昨年より6日遅い3日に解禁。沼表面の氷が成長している途中に一度暖気が訪れ、湿った雪がまとまって積もったため、その後に真冬日が続いても氷の成長に時間がかかった。

   晴天で風が弱く、穏やかな釣り日和となった4日午後は、解禁を楽しみにしていたベテラン勢、家族連れが多く訪れていた。釣りに飽きるとそりや雪合戦など雪遊びに興じる子どもたちの姿も見られ、笑い声と歓声が園内に広がった。

   家族でワカサギを釣るのは今季で3シーズン目という、市内有珠の沢町の金融機関勤務、瀧川彰洋さん(41)は錦小沼に抜ける小川に近い、浅場に釣座をセットした。家族3人で朝から釣り始め、午後2時の段階で4~6センチほどのワカサギ約300匹を釣り上げていた。

   驚いたのは7歳の翔大君。記者の取材に応える間にも軽く誘いをかけ続け、ポンポンとコンスタントにワカサギを釣り上げる。今季で”3シーズン目”とあって当たりに合わせる手つきは手慣れた感じ。ちょっとした”達人”級だ。「ぴくぴくと引く手応えが面白い」とワカサギ釣りの魅力を説明してくれた。

   錦大沼管理事務所のスタッフによると、釣果は解禁初日から好調という。釣り場のポイントや釣り方を熟知しているベテランが初日に約800匹を上げたほか、初心者でも3桁釣る人が続出するなど、今季は順調。公園を管理している苫小牧市シルバー人材センターが昨年、道内産のワカサギ受精卵を一定数確保し、放流した効果もありそうだ。

   同公園のワカサギ釣りは午前7時~午後5時。テントやまき餌は禁止。開放は例年3月上旬までだが、天候や氷の状況によって利用中止の場合もある。

   問い合わせは、管理事務所 電話0144(67)5197、市緑地公園課 同(32)6509。

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