アイスホッケーアジアリーグ2022―23は4、5の両日、札幌市月寒体育館などで6試合が行われた。レッドイーグルス北海道はひがし北海道クレインズとの道内対決に挑み2勝、レギュラーシーズン2位以上が確定した。
5日
▽6回戦(札幌市月寒体育館)
レッドイーグルス北海道4―2ひがし北海道クレインズ
▽得点者【レ】高橋(中屋敷、中島)中島(彦坂、三田村)中島(中屋敷、高橋)高橋(中屋敷、中島)【ひ】寺尾(池田、青山)大津晃(山崎、寺尾)▽GK【レ】成澤【ひ】磯部▽シュート数【レ】46【ひ】20▽反則【レ】なし【ひ】4分▽パワープレー得点【レ】0【ひ】0▽キルプレー得点【レ】0【ひ】0▽観客数1163
2試合連続で先制点を許すも、第1ピリオド9分すぎに高橋のゴールで同点。数的有利なパワープレーの局面も相手の堅守に阻まれたが、中島が全得点に絡む活躍を見せて連勝を12に伸ばした。
▽同(日光霧降アイスアリーナ)
HLアニャン5―0栃木日光アイスバックス
▽同(ダイドードリンコアイスアリーナ)
横浜グリッツ5-2東北フリーブレイズ
4日
▽5回戦(札幌市月寒体育館)
レッドイーグルス北海道4―2ひがし北海道クレインズ
▽得点者【レ】髙木(柴田、大澤)中島(大澤、高橋)高橋(中島、橋本)中島(中屋敷)【ひ】齋藤(寺尾、磯谷)寺尾(大津夕、脇本)▽GK【レ】小野田【ひ】脇本▽シュート数【レ】31【ひ】16▽反則【レ】8分【ひ】10分▽パワープレー得点【レ】2【ひ】1▽キルプレー得点【レ】0【ひ】1▽観客数1448
第1ピリオドは攻撃がうまくかわされ、シュートまでこぎ着けない中で、数的不利なキルプレーでも失点。中盤はパワープレーの状態で失点を喫すなど課題も見えたがゴール前で粘り強いプレーを続け、得点を重ねた。
▽同(日光霧降アイスアリーナ)
HLアニャン26勝7敗,3,,2-01-00-1,,1,栃木日光アイスバックス 18勝15敗
▽同(ダイドードリンコアイスアリーナ)
横浜グリッツ7勝26敗,7,,5-10-02-2,,3,東北フリーブレイズ7勝26敗
―リーグ制覇へチーム再燃
レッドイーグルスは今季の対クレインズ戦で全勝中。4日の第1ピリオドではキルプレーから先制点を献上し、菅原監督は「技術やシステムではなく、戦う姿勢が欠けていた」と振り返る。加えてパワープレーでの失点を問題視した。5日も先取点を奪われたが、流れを渡さない試合運びで勝利を収めた。昨年末の全日本選手権敗退からチームはリーグ制覇に燃えているといい、「選手たちが失点リスクを減らすプレー選択を実行してくれている」と話した。
今カードはFW中島が2戦で計8得点中4ゴール3アシストと大暴れし、「結果を残せてよかった。選手同士コミュニケーションをしっかり取れているのが得点につながっている」。年始から調整方法を変えたことが功を奏しているといい、ユーロアイスホッケーチャレンジ(10~12日、英国)も控えて「11月のユーロチャレンジ後、代表組が調子を落とした。今回はそうならないよう、代表活動でいいものを吸収して帰ってきたい」と意気込んだ。
ひがし北海道クレインズ・齊藤毅監督
昨年10月の対戦では7―2で大敗していたが、今は接戦まで持ち込めている。選手全員のレベルアップとともに、シーズンを通じてチーム内の連係も深まっている証拠だと思う。道内対決ということもあり、選手たちが特に悔しがっている。18、19日の対戦はホームゲームなので、最後まで全力をぶつけたい。