米軍、中国気球を撃墜 大西洋上、戦闘機からミサイル―残骸分析へ

  • ニュース, 国内・海外
  • 2023年2月6日
 4日、米南部サウスカロライナ州沖で撃墜された気球(ロイター時事)

 【ワシントン時事】米軍は4日午後(日本時間5日未明)、南部サウスカロライナ州沖合の大西洋上の領空内で戦闘機からミサイルを発射し、中国の偵察気球を撃墜した。米軍は残骸の回収作業に着手し、気球が収集していた情報などの分析を行う。米兵や市民、民間航空機などへの被害はなかったという。

 バイデン米大統領は記者団に対し、「撃ち落とすことに成功した。われわれのパイロットたちをたたえたい」と語った。一方、中国政府は気球撃墜に強く反発し、対話局面を迎えていた米中関係は一転、緊張が再燃する恐れもある。

 米国防総省高官の説明によると、バイデン氏は1日に気球の撃墜を承認。市民への被害を防ぐため、軍は気球が大西洋沖合に移動した後に撃ち落とす作戦を立案した。4日午後2時39分(日本時間5日午前4時39分)、ステルス戦闘機F22が空対空ミサイルを発射し、気球を撃墜した。

 米本土上空を飛行していた気球を巡っては、中国政府が「気象研究用」と主張する一方、米側は「偵察用」だと断定。ブリンケン国務長官は「無責任な行動だ」と批判し、5日から予定していた訪中を延期した。

 気球は高度1万8000~2万メートルの上空を飛行しており、F22は高度約1万7600メートルからミサイルを発射した。落下した残骸は水深約14メートルの位置に沈み、米海軍がサルベージ船に連邦捜査局(FBI)職員を乗せ、回収を進めている。具体的な日数は不明だが、作業は短期間で済むという。

 気球は1月28日にアラスカ州付近の米領空に侵入し、アリューシャン列島北部の防空識別圏を通過。同30日にカナダの領空に入った後、翌31日に再び米アイダホ州北部に飛来し、米本土を横断した。

 ツイッター上では、気球が撃ち落とされる動画が出回った。青い空を背景に破裂した白い気球が落下していく様子が撮影されている。

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー