レッドイーグルス北海道は21、22日のひがし北海道クレインズ戦に合わせて「三地区ジュニアチーム交流戦」を開催した。21日は試合後に王子ジュニア(苫小牧)―JUJO Jr(釧路)、22日の試合前にJUJO Jr―札幌選抜(札幌)の試合が行われ、往年の名勝負が時を超えて子どもたちに受け継がれた。
十條製紙は1949年にアイスホッケー部を創設し、74年に日本リーグに加盟。93年に「日本製紙クレインズ」に改名するまで、王子の好敵手として競い合ってきた。当時を思い出させるような子どもたちのユニホーム姿に、ファンや保護者から大きな拍手が送られた。
今回の試合は王子ジュニアを指導するレッドイーグルス北海道の城野正樹チーフマネジャーが企画した。JUJO Jrと札幌選抜に声を掛けて実現した交流戦で、アジアリーグ公式戦と同じ照明や音響、アナウンスがゲームを盛り上げた。城野さんは「プロと同じ環境で試合を行ったという経験が、子どもたちのアイスホッケーへの意欲を育ててくれたら」と語った。
王子ジュニアのキャプテンを務めた岩田琥太郎(北星小6年)は「音楽や照明で気持ちが盛り上がった。将来は世界の舞台で戦えるようなアイスホッケー選手になりたい」と目を輝かせた。