第72回全国高校アイスホッケー競技選手権大会が21日、釧路市内で開幕した。全国各地の予選会を勝ち抜いた27校によるトーナメント。23日午前の釧路アイスアリーナ会場3回戦に登場した駒大苫小牧は4―1で日光明峰に勝利し、同日午後の準決勝に駒を進めた。北海道栄は21日の1回戦で白樺学園に3―6で敗れた。
大会は24日の決勝を最終日とする4日間で熱戦を繰り広げる。
▽3回戦
駒大苫小牧4―1日光明峰
▽得点者【駒】早坂(石田)中谷(三浦)大久保(高橋一、鈴木)相馬(中谷、三浦)【日】北条▽GK【駒】工藤【日】田村
白樺学園3―2清 水
▽2回戦
22日
駒大苫小牧4―1釧路工業
▽得点者【駒】大久保(鈴木、高橋一)三浦(福田、石田)寺内(千﨑、石田)柳田【工】高橋(小野寺)▽GK【駒】工藤【工】小倉
日光明峰4―2八戸工業
白樺学園32―0軽 井 沢
清 水32―1釧路湖陵
東 北10―5武 相
埼 玉 栄9―0帯広工業
武 修 館3―2八戸工大一
釧路江南10―1慶応義塾
21日
▽1回戦
白樺学園6―3北海道栄
▽得点者【白】村上太(木戸、小岩)高田(村上桂)小岩(高田、金子)金子(岸本、島本)村上桂(高田)西浦(金子)【栄】加藤伶(乘本、村山)磯崎(乘本、柳橋)乘本(大城)▽GK【白】大澤、杉江【栄】北村
釧路工業5―2光 泉
日光明峰19―0関西大一
八戸工業18―1岩 手
釧路湖陵5―4水戸啓明
帯広工業38―0高崎工業
武 相19ー0明大中野
東 北15―6早稲田実業
慶応義塾3―0八 戸
釧路江南62―0龍谷富山
八戸工大一26―0八戸学院光星
―道栄 宿敵撃破へ、あと一歩
三度目の正直に燃える道栄が、宿敵をあと一歩のところまで追い詰めた。
昨年11月の道選抜、12月の全道両大会に続き白樺学園と激突した。序盤に2点を先行されるも、第1ピリオド終了間際にFW加藤伶(2年)が得点。第2ピリオド13分すぎには、相手ゴール前でフリーだったFW磯崎優(2年)がパスを直接たたき込み同点にした。
「今季で1番の試合をしてくれた」と小林監督がたたえる、持ち前のハードワークと粘り強さを選手全員が発揮した結果だった。
その後は勝ち越しを狙い前のめりになったところを突かれ万事休すとなったが、「最後まで諦めないことをプレーで示すことができた」と試合終了まで残り17秒にFW乘本(3年)が意地の3点目を奪った。
道選抜で0―12となすすべなく敗れた白樺との差は全道大会で5点(2―7)、今回で3点まで縮めた。雪辱のバトンは後輩たちに託す。鴨林主将(3年)は「個の力ではなく一丸となって次は勝ってほしい」。磯崎は「先輩たちの意志を受け継いでいきたい」と語った。