苫小牧市港町の海の駅ぷらっとみなと市場内にある玉晶青果店(玉腰晶代社長)で、正月料理向けゴボウの出荷準備がピークを迎えた。17日も高校生の臨時バイトを雇い、作業に追われていた。
今年は札幌市中央卸売市場を通し、十勝管内芽室町産のゴボウ約4トンを仕入れた。今季は天候に恵まれ高品質といい、「むきゴボウ」「刻みゴボウ」「ささがき」などに加工。近年は洗いゴボウが人気だといい、1袋(250グラム)200円前後で店頭販売するほか、近郊のスーパーなどに卸すという。
17日は駒大苫小牧高校野球部の部員5人が、計量や袋詰めに参加。玉腰社長が同校出身という縁で毎年アルバイトに訪れており、10年目を迎える。
玉腰社長(62)は「縁起の良い食材であるゴボウを食べて、新たな年を迎えてもらいたい」と話している。