【長野市、倉下鈴夏】第90回全日本アイスホッケー選手権大会Aが15日、長野・ビッグハットで開幕した。トーナメント1回戦が行われ、第1試合は関東大学リーグ2位の明治大学が香川アイスフェローズに5―3で勝利した。午後からはダイナックスがアジアリーグ6位の横浜グリッツと対戦するなど、3試合が行われた。
日本アイスホッケー連盟主催、長野県アイスホッケー連盟主管。アジアリーグに加盟するレッドイーグルス北海道ら国内5チームをはじめ、A予選会(10月、帯広市)上位4チーム、関東大学リーグ上位2校、関西学生リーグ優勝校の12チームが出場。18日まで国内の頂点を目指した氷上の熱戦が繰り広げられる。前回はひがし北海道クレインズが連覇を果たした。
王子イーグルス時代の2018年以来、優勝から遠ざかっているレッドイーグルス。昨年4位に終わった悔しさをバネに、6月のチーム始動時からアジアリーグ連覇と全日本選手権制覇の「完全優勝」を目標に掲げてきた。今大会は16日の2回戦から登場し、明大と激突する。初戦を快勝して弾みをつけたい。
アジアリーグではここまで24試合を消化し、16勝8敗で2位。1試合の平均得点は4・08点、平均失点は2・25点。菅原監督は「チームとしての目標は1試合2失点以内に抑えること。プレッシャーのかかる全日本で勝ち上がるため、技術と精神両面の状態を上げていきたい」と話していた。
11月の北海道アイスホッケー選手権B級(釧路市)で優勝したダイナックスは、悲願の準決勝進出へ気を吐く。初戦は横浜グリッツとの一騎打ち。好調なだけに全日本選手権でも波をキープしたい。
▽1回戦
明治大学5―3香川アイスフェローズ
▽得点者【明】丸山(井口、三浦)佐々木(亀田、石井)鍛冶(唐津、中條)三浦(馬場)唐津【香】今(佐野)晒谷凌(渡邊、晒谷和)渡邊(生駒)▽GK【明】中村【香】小西