道と札幌市などは5日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2795人確認し、21人が死亡したと発表した。新規感染者数は10月31日(2485人)以来35日ぶりに3000人を割り、前週の同じ曜日を4日連続で下回った。道内の感染者は延べ109万6942人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の16人(60代男性、70代女性2人、80代男女9人、90代女性、100歳代女性、年代・性別非公表2人)と函館市の2人(共に年代・性別非公表)、旭川市の2人(共に80代男性)小樽市の1人(性別非公表の90歳以上)。道内の死者は累計で3423人となった。
道は1176人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内112人のほか、石狩管内94人、十勝管内76人、オホーツク管内70人、釧路管内52人、渡島、空知両管内各38人、根室管内24人、上川管内16人、桧山管内12人、後志管内8人、宗谷管内6人、留萌管内3人、日高管内2人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは625人だった。
札幌市は1315人、旭川市は183人、函館市は83人、小樽市は38人の感染を確認した。新たなクラスター(感染者集団)は胆振管内の高齢者施設(23人感染)など17件発生した。
5日現在の重症は前日から1人増の10人。入院患者の病床利用数は前日から3床減の1305床となり、病床使用率は57・1%に下降した。