パラアイスホッケーの第31回全国クラブ選手権大会が3、4両日、新ときわスケートセンター=苫小牧市=で開かれた。4チームがトーナメントを行い、長野サンダーバーズが優勝、地元開催となった苫小牧市の「北海道ベアーズ」は4位だった。
パラアイスホッケーは、下肢に障害を持つ選手がスケートの刃が2枚付いた「スレッジ」と呼ばれるそりに乗り、両手にスティックを一本ずつ持ってプレーする。スティックにはパックを打つブレードだけでなく、氷上をこぐための金属ピックが付いているのが特徴。試合は15分3ピリオド制で行われた。
北海道ベアーズは苫小牧を拠点に活動しており、月4回ほど練習日を設けている。初戦の東海アイスアークス戦では、第1ピリオドにFW廣瀬進が先制点を挙げるも、第3ピリオドに3失点し敗北を喫した。
4日の3位決定戦は東京アイスバーンズ・ロスパーダ関西連合に試合開始直後からペースを握られて0―8と大敗。DF須藤悟主将は「少ない点数を守り切るのがうちのプレースタイル。4日は特に守備で精いっぱいで、攻め切れなかった」と振り返った。
3日にはパラアイスホッケーをプレーする子どもたちによるエキシビションマッチも行われた。
結果は次の通り。
4日
▽決勝
長野サンダーバーズ16―1東海アイスアークス
▽3位決定戦
東京アイスバーンズ・ロスパーダ関西連合8―0北海道ベアーズ
3日
▽1回戦
東海アイスアークス3―1北海道ベアーズ
長野サンダーバーズ6―2東京アイスバーンズ・ロスパーダ関西連合